『 ねこまつり。』ニャンズ達の体験談などをもとにお役立ち情報をご紹介しています。
下半身麻痺の治療と介護シリーズ
◇ No.1/6(病気の発見と症状編)
◇ No.2/6(猫部屋大改装編)
◇ No.3/6(オムツの選び方から裏技編)
◇ No.4/6(車いす制作編)
◇ No.5/6(マッサージと動く意識編)
◇ No.6/6(奇跡の復活編)
少しずつですが介護生活にも慣れてきたので・・・
ホントに少しづつですが しぐれも私も介護生活に慣れてきたので ここらでしぐれに車いすを作ってあげようと思ってます。
車いすを作る理由は 運動のためとか 歩く感覚を養うとかじゃなくて 前みたいに歩きたいだろうな・・・ って思っただけなんです。
後ろ足は使えなくても前足で小走り位出来れば嬉しいんじゃないかな・・・って。
って事で、今回は車いす制作編をお伝えします!
車いすを調べると・・・
猫用車いすを調べると少ないですが 売ってますね。(売っていたのは犬猫兼用で猫用は見つからなかったです)
タイプ的にもフルーサポートから後ろ足サポートがあり、金額的にも後ろ足サポートタイプで15000円ほどでした。(もの凄く高いイメージだったのですが 意外と安い?)
でも今回は実家から持って帰った木材が余ってるので自作してみようと思います。(買うのは作ってダメだった時でも遅くないしね)
しぐれの前足は大丈夫だから後ろ足をサポートすればいいんだけど 車輪が2個だけなら休憩出来なさそうだし 安定的に考えて車輪が4つタイプの車いす制作にチャレンジです。
ここからが制作編
まずは本体の表面(右側が前で、左の細い部分にまたがるイメージです)
何回も失敗して調整した跡は気にしないでください(笑)
こちらが裏面
上下左右にキャスターを取り付ける穴を開けた木を取り付けます。
※ 木は表面からビスで止めます。
※ 今回差し込むタイプのキャスターを再利用したため穴はドリルで開けましたが 両面テープで付けるタイプのキャスターでOKです。
車いすと体を固定するベルトを取り付けます。
※ ベルト取付場所は猫ちゃんを1回乗せて調整した方が良いので後でもOK
固定用ベルトは首と胴体に付けるタイプのハーネスを切って代用しました。
板の下から固定するため犬用の少し大きめが良いです。
※ 100円ショップで買った犬用ハーネスです。
続いて ビスを隠すために貼るスポンジ材と高さ調節の発泡スチロール製シートです。
最初は100円ショップで買ったスポンジ材を貼っただけだったんですが しぐれの後ろ足が思ったより長くて 発泡スチロールの箱をカッターで切って加工しました。
※ 発泡スチロールは加工が簡単なのでオススメです。(カッターで切った後にサンドペーパーでこすってやれば 見た目もきれいに仕上がりますよ)
これに 両面テープを貼って
くっつけると なかなか車っぽくなったでしょ?
裏面に車輪(キャスター)を付けていきます。
車輪部に使ったのはハンガーラックを買った時に付いてたキャスターを再利用します。
キャスター 貼るだけ 簡単 後付け 8個 セット 台 ワゴン 車輪 強力 両面テープ ネジ付き 耐荷重量 20kg ブラック 粘着テープ式キャスター 貼り付け 両面シール DIY
これで完成!って、しぐれに乗って貰ったのですが 左右のキャスターが付いている木が飛び出ているために テーブルとかに 引っかかってしまうのと しぐれの後ろ足が思ったよりも更に長かったため・・・
タオルで全体をカバーしました!(スポンジ材要らなかった笑)
今回高さ調整に苦労した後ろ足なんですが 理想は 床に少し足が触れていて歩行に邪魔にならない絶妙な高さが欲しかったんです。
なぜかというと足が床に触れていなければ自分で歩いている感じがしないんじゃないかな?って言う勝手な思い込みからです。
制作期間は1週間(1日数時間)で 失敗&分解を繰り返して5作目で完成しました。
しぐれの車いすなんで『しぐるま5号』です!
『しぐるま5号』ご乗車です!
しぐるま3号から何回か乗ってもらってるので 嫌がりもせず 乗ってくれました。
早く動けるのが嬉しいのか しぐれ部屋から出てリビングを何周もしてくれてます!
最初は乗ってくれるか不安だったけど作って良かったです!!!
毎日のルーティンに!
車いすは誰かが付いて居る時でないと倒れたり引っかかったりしたら危ないので 乗せてあげれないんだけど 今は毎日2回(1回15分程度)乗って色々とパトロールしてくれてます(笑)
さて、次回からは 麻痺から続けてきたマッサージと動く意識付け方法、 確かに感じた復活への光りを 下半身麻痺の治療と介護No.5(マッサージと動く意識編)で お伝えします。
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